肝膵小腸コンポジットグラフトとは
ドナーより肝臓・膵臓・小腸を一塊で摘出し、レシピエントに移植する術式。レシピエントの手術侵襲低減、合併症の軽減、手術時間の短縮などが期待される。
厚生労働省、日本移植学会、日本膵・膵島移植学会、膵臓移植中央調整委員会にて検討を重ね、脳死ドナーからの肝膵小腸コンポジットグラフト移植に関して、以下の方針となった。
- 膵臓移植希望患者(レシピエント)がいない場合に、肝膵小腸コンポジットグラフト移植が実施可能であり、肝膵小腸コンポジットグラフト摘出を行う。
- 肝膵小腸コンポジットグラフト移植を実施する施設は、膵臓移植施設認定を取得する。(肝膵小腸コンポジットグラフト移植のみを実施する施設)
- 肝膵小腸コンポジットグラフト移植を実施する施設は、肝膵小腸コンポジットグラフト移植希望者(レシピエント)の 肝膵小腸コンポジットグラフト移植適応判定申請書を作成し、膵臓移植中央調整委員会に送付する。
- 膵臓移植中央調整委員会は適応判定を審議し、適応有りの場合は、膵臓移植希望者(レシピエント)として、日本臓器移植ネットワークに登録、待機となる。
肝膵小腸コンポジットグラフトのみの実施施設の認定について
肝膵小腸コンポジットグラフト移植適応判定申請書・承諾書
更新:2025年6月16日